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© since2019 by Yasuko Tamaiko

ha-haする体

January 18, 2017

毎年1月17日が来ると、キュッと体がこわばり、終わりが近づくと、ふーと腑抜けたようになる。
 

22年前に阪神淡路大震災を震源地ごく近くで体験したということが、

体の中に残っているせいかもしれない。簡単にいうと、緊張する。

 

普段は忘れているけれど、

あの時に感じた体の奥の方から突き上げるようなどす黒い恐怖が、

まだ、小さな塊になって残っている、ということがこの日になると、わかる。

 

もう癒えただろう、忘れただろうと思っても、

「あ、死ぬ」と思ったことの深い穴がちゃんとある。

 

昨日の1月17日はとても良い日で、穏やかに晴れていて、

尊敬する松田惠美子先生の身体感覚講座に参加できた。

 

半年かけて共に体の使い方について学んでいるお仲間の皆さんの

ここひと月の心と体の変化について聞くのも楽しく(皆さん、本当に丁寧に体を観察している!)

どんな状況においても、優しく、おもしろく、その人の心と体に響くような返しをしてくれる

松田先生の言葉に、毎度ながらため息が出る。

 

ha-haと、息を吐き、体の一つ一つに意識を向けながら動かす。

型に沿って、意識を少しずつ下に落としていく。

 

体にここまで意識を向けるようになったのは、

子どもが生まれてからだ。

 

まだ子どもが小さい時に、初めて松田先生の講座を受けて、

「あなた、今ものすごく忙しい。いっぱいいっぱいね。でも大丈夫、ちゃんと座れているから」と

言っていただいたことを、すごく覚えている。

その時は、よくわからなかったけれど、帰り道に涙がこぼれた。

 

自分ではどうしようもないことを、体と向き合うことで

少しずつ溶かすことができるということに気づいたのは、松田先生のおかげだと思う。

それは遠回りのアプローチのようで、ものすごくインパクトのあることだと知ったのも。

 

ha-haと息をする。

今年もまたha-haと息をし続けている。

 

そんなことを考える1月17日に、また松田先生にお会いできて、体にきちんと向き合えて、本当に良かった。

私の幼い恐怖体験は、少しずつ確実に、癒されている。

これからは、ただあの震災で、体と心を傷つけられた全ての方に手を合わせ祈る日にできると思う。

 

 

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