健康とha-ha


息子がインフルエンザにかかっていました。

普段は、よく食べよく寝てよく暴れまわり、

平熱37.0℃の健康優良児の息子ですが、

一旦、体の具合が悪くなると途端に

顔つきも態度も180度変わります。

まず目の形や顔色が変わり、口数が減り、食欲は激減。

今回は、2日ほど自然に絶食していました。

音や光を嫌がり、暗闇の中でひたすら眠って、熱と汗を出し、

すっきりすると起きてきくる。

体だけでなく、心も、まとう雰囲気もスルスル薄く静かになり、

やがて、毒を吐くように機嫌が悪くなって、

最後は、普段のおちゃらけくんに戻る。

まるで動物のような姿に、

ああ、こういうのが健康っていうんだなあ、としみじみ思いました。

***

幼い頃からどちらかというと虚弱体質で、

しょっちゅう微熱を出したり、自律神経を狂わせていた私が、

真剣に、健康になりたい、と願うようになったのは、ここ数年のことです。

思えば、息子が生まれてからでした。

熱の塊みたいなわが子の扱いが

如何にもこうにもわからず、

心も体もヘトヘトになって、

だったら、まずは体を整えて挑もうじゃないか、と

いろいろな方面から健康を考えるようになって、

今となれば健康オタクとなっています。

2歳くらいの頃、癇癪が止まらず

夜も眠れなかった息子をどうにかしてあげたくて、

手探りでマッサージをしたら、固かった体がとろけて

コトンと寝てくれた。

そんな体験も、私が健康に向かうきっかけになっています。

息子の健康に引っ張られて、私の健康がある気さえする。

***

ところで、

子どもたちが小さい頃は突然の発熱は本当によくあって、

その度に、わが子の体調の心配をするよりもまず、

あああ、と仕事の算段をしていました。

喪失感を抱きながら仕事でご迷惑をおかけした相手に平謝りしたり、

逆にどうしてもで人に預ける時は罪悪感に苦しんだり、と

心が本当に無駄に不健康に慌ただしかったな、と思います。

まったく良いha-haになるのは難しい。

今でも、まあ、大差ありません。

でも今回は、楽しみな予定も、大事な仕事も

同じようにあちこち謝ってキャンセルしたけれど、

赤い顔をして眠っている息子を、よしよしよしよししたり、

氷を変えたり、こんにゃく湿布を当てたり、背中をさすったり、

一緒にうとうとしたり、そういうのが私にとって必要な時間だったとも思います。

さて、おかげさまで順調に回復を見せていて、

恐れていた娘への感染もおそらくなさそう。

長かったお休みも今日で終わりで、

ばんざーーい! 

と、諸手を挙げて、ha-haはキミを学校へ送り出しましょう。


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