考えるha-haはじめました


2017年の正月休み。

7歳になったばかりの息子は、どこに行くにも、グローブとボールを手放さないのです。

久しぶりに再会したおじいちゃんおばあちゃんの家でも、

初詣の帰りにも、

早々と暗くなってボールを見えなくする夕暮れの中でも。

ひたすらボールを投げてキャッチする、を繰り返す。

投げる相手は時には、父親だったり、時には壁だったり。

2時間ほどすると、それはサッパリした顔で帰ってくる。

多くは語らない。

「楽しかった?」と聞くと

「ん」とうなづく。

そんな彼を見ていると、

生まればかりで息が肺の隅々まで届かないで集中治療室に運ばれていったことや、

赤ちゃんの時に、顔じゅう湿疹だらけだったことや、

卵も小麦も牛乳も食べられなかったことや、

24時間のけぞって泣いていたことや、

妹の早すぎる誕生にパニックになったことや、

そんなアレヤコレヤのことは、まるで遠い遠い昔に

別の人がそうしていた映像のように思い出されるだけな気がする。

でも、やっぱり彼は確かに

わたしをha-haにしてくれた、たったひとりの生き物で。

その彼が7年経って立派にボールを投げていることに、

わたしは考えをめぐらさずにはいられない。

彼は時々言う。

「お母さん、書きなよ、お話しを。それが仕事なんでしょう?」

わたしは彼の隣で考え続けている。ha-haしている。

だからそのことを、ちゃんと書いて、誰かに読んでほしい、と思う。

どこにでもいる母と子の個人的なha-ha。

でもこの中にきっと普遍的な物語が潜んでいるかもしれない。

だから手探りで、このサイトを始めました。

いろんなha-haさんたちのお話を聞いてくのが第一の目的です。

ですが、当面はこのblogを中心に、一人のha-haのためいきを読んでもらうことになるかもしれません。

お付き合い、よろしくお願いします。

#考えるhaha #取材裏話 #babanofuku #家族会議

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